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猫と暮らせば  黒猫日記 [猫と暮らせば]

黒猫日記


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 何処かで鳴いている、火のついたような子猫の鳴き声だ、断続的に聞こえてくるが何処で鳴いているのか分からない。ばあさんが目撃、真っ黒い子猫、ミルクをあげようとしたら逃げた。ここ数日、色々な場所から子猫の声だけが聞こえる、相変わらず断続的な甲高い声だ。前のTさんの家の車の下から聞こえる、車の下を覗いてみるが見つからない。翌日は家の車の下から聞こえる、が、見えない。雨が降り出す。

 斜め前の家の出産が間近なお腹のおおきな奥さんが、子猫が心配で雨の中30分くらい傘を差して外に立っていたそうだ。その家の車の中にいたことがあると、かみさんが言っていた。雨は降り続き、台風が近づいている。ばあさんは子猫のことが心配で気が気でない。そのうち自分が飼うと言い出した。黒い子猫が後ろの家の車の下に逃げ込んだのかみさんが見た。素早くてとても捕まらない。

車でばあさんを目医者に連れていって、帰ってくると、家の玄関脇にあるエアコン室外機の下から声が聞こえる、弱々しい声だ。黒い小さなものがうずくまっていた。あっけなくつかまった、小さく震えている、手のひらにのるほど小さい。車に乗せて獣医の所へ、のみ取り薬を塗布してもらい、子猫用のミルクをもらってくる。生後一月位らしい。


 獣医から帰ってくると、ばあさんは、すっかり自分が飼うつもりで、寝箱とゆたんぽを用意して待っていた。しばらくは夜中も気を付けなければならないので、年寄りには無理だと、とりあえず二階へ連れてゆく。とってあったチャーの子猫の時の猫用のケージの中に段ボール箱をおいて入れる。トイレの砂箱を用意すると、すぐ場所を覚えたが下痢をしている。タマは全く近寄らない、チャーは恐る恐る近づき観察している。ガツガツと食べる、満足するまで鳴き止まない。寒いので、お茶のペットボトルにお湯を入れて、湯たんぽを作る。

 獣医のところへ検便を持っていく。クロと名付ける、何だかばあさんから子猫をとりあげたような気になる。最初はケージの間をぬって外に這い出てきたが、そのうちとうとう柵を飛び越して出るようになってしまった。外に出ると一目散にタマチャーの餌箱に突進してゆく。届かないようにテーブルの上に置く。タマはクロが視界にはいるとくるっと向きを変えてどこかへ行ってしまう。しかし、クロが柵の外へ出てしまい自分の方からタマに近づいて行くと、あらしを吹いて逃げてしまう。チャーの方はあらしを吹くまでいかないが、あまり近づいてこられるとやはりあとずさりして逃げる


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 クロの下痢はまだ治らない。獣医に連れて行き薬をもらう。そのうちチャーの方の様子がおかしくなり始めた。ストレスか下痢をしている上にクロのケージのある僕の部屋でうんこをするようになった。一度は僕の見ている前でクロのケージの脇にうんこをした。タマもノイローゼ状態であちこちにおしっこをしている、かみさんも疲れ切っている。夜、一階にクロを降ろしてばあさんに面倒を見てもらうようにする。「私に飼えるかしら?」といいながら、いそいそと湯たんぽを用意している、今日からばあさんところの猫になる。

 一夜開けて、場所が変わって緊張したのかトイレの外にうんこを一回した以外は大過なかったらしい。翌日、クロの用品を買いに行く。猫缶と砂入れ、うんち取りのスコップ、砂、子猫用ミルクと爪研ぎ。クロの寝床には古い電気毛布が敷いてある。この二日間はなんとかクロとばあさんは折り合いを付けている。扉を開けるとクロが一目散に二階に上がってくる、タマチャーは戦々恐々だ。タマの首にいきなり抱きついて離れない。

 クロはどんどん大きくなってゆく。正月の間は、ばあさんは来客に猫を見せたい反面、玄関のドアから外に出ては大変と気が気でない。しょっちゅう変な声で鳴くようになった、ばあさんはサカリがついたのでは、と言う。医者に診てもらってくれと言う。ばあさんには、クロがすごく可愛い時と、手を焼いて嫌になってしまう時が、交互にやってくる。曾孫より可愛いと言ってみたかと思うと、疲れ切っていやんなったとも言う。

 一日中続くクロの雄叫びで家中が眠れない。二度目の予防注射のために医者に連れていった時、「サカリ」ではないかと聞いたが、まだ乳歯も全部生え替わっていないくらいだから、そんなわけはないと言う。しかし、雄猫のタマチャーを追いかけたり、体を床にこすりつける仕草や鳴き声は「サカリ」そのもののように見える。クロはばあさんが一階の居間のドアーを開けると、一目散に二階にあがって来てはひとしきり暴れて飽きると一階に帰るようになった。先生が変な鳴き方も一週間くらいで収まると言っていたが、そのとおり最近は暴れることは変わりないが、叫びながら暴れ回るという事はない。

 ばあさんが帰ってくると、クロはちゃんと玄関に迎えに出るようになった。それがうれしくて、ばあさんは医者に行くときなどはわざわざ居間のドアを開けていくようになった。以前はドアを開けて外出するとクロが二階に行って帰ってこなくなるんじゃないかと言うことが心配らしく、締め切って外出していたが、二階に行っても飽きると帰ってくるし、迎えにも出てもらえるので、ドアを開けて外出するようになった。

 クロが二階に来ると、一目散にタマチャーに飛びかかっていく。そのたびに逃げ回るのは変わらないのだが、心なしか以前よりも、クロの攻撃を「いなす」ようになってきた感じがする。タマの背後から跳んでいき、いきなり飛びかかる。そんなときでもたいていは手で振り払って睨み付けるようになった。以前のように悲鳴を上げて逃げ回ることが少なくなったようだ。

 クロが太ってまるまるとしてきた。4キロをこしている。先生から許しが出て、クロは一泊入院で避妊手術をしてきた。クロはもう5キロにもなった。その重いからだで突進してくるものだから、タマはまた恐れるようになった。クロが一階に帰ると台風が過ぎて行ったようだ。

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