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邪険にしないで  Tannoy [Music]

ドスッ、こら~っ

ドスッタマスピーカーボックスの上に飛び乗るときスピーカーのコーンを蹴る音
こら~っ…そして当然怒られる声



このスピーカーはもう30年も使っている

イギリスのタンノイ社(Tannoy)製のレクタンギュラー・ヨークというスピーカーシステムだ
30年前、結婚したての頃、当時の給料何ヶ月分もの大枚をはたいて(但しもちろん分割払い)買ったものだ
それ以来ずっと使っている

この1m10cmのスピーカーボックスは楽しいときも、つらいときもずっと我が家を見続けてきた
いまのスピーカーはほとんどが密閉型で密閉した容器で音を前に出すように出来ているので皆コンパクトに出来ている
僕のスピーカーはバスレフ型といって、箱で音を響かせるタイプなので、箱が大きい、昔は皆このタイプだった

タマが子猫の頃は、このスピーカー前面の布(サランと呼ばれるもの)にヤモリのようにへばりついて登るものだからバリバリになってしまい二回も張り直している
今はクロが時々登っている
スピーカーのコーン紙も一度張り直した、船便でイギリスへ送り三ヶ月もかかった

音は柔らかく特に弦楽器が良いがアンプとの組み合わせによっては柔らかすぎることもあった
この30年の間にメディアもLPからオープンリール・テープ、カセット・テープ、レーザーディスク、CD、DVDそしてハードディスクとめまぐるしく変わってきた

そのたびにこのスピーカーはそれなりの順応性を示してきた。それどころかCDになったときは、ともすれば硬質になりがちなデジタル音をやさしく箱で鳴らしてくれる素晴らしいパフォーマンスを発揮した

現在は最先端の技術で優れた製品が毎日のように世に出ている
しかしその中で生涯つきあっていける製品はどれくらいあるだろうか
製品との幸せな出会いに感謝、感謝

だからタマよ、あまり邪険にしないで

レクイエムを残して [Music]

  レクイエムを残して
    

                  Spain Cordoba

 死んだ友の部屋。それは階段をあがった突き当たりにある小さな部屋だった。2001年4月21日、もうとっくに桜も散っていた。天井まで続く棚にはおびただしい数のレコードとCD。黒く重々しい何台ものオーディオ装置。反対側には背の高い本棚があり、谷間のようなところに机がおかれている。

  机の上にはMacとWindowsの二台のパソコン。雑然とおかれた書類が散らばっている。パソコンの脇には、ヘビースモーカーだった友が使い込んだ黒くすすけた灰皿がある。それは学生時代に買った、黒とオレンジ色の四つに分かれたトレイでできているやつで、彼はえらく気に入っていた。その配色がとてもドイツ的だと言っていた。吸殻はきれいに片付けられていたが、さっきまで友がタバコをくわえてこの机の上で悩み、のたうちまわっていた空気が残っていた。ここで小さな窓から朝の光が差し込んでくるまで考え事をしていたのだろうか。

 2001年3月26日。遺体は彼の父の墓前で見つかった。遺書は無かった。部屋には二枚の自作のCDが残されていた。そこには遺書の代わりに自分で選曲した音楽数曲が録音されていた。一枚は「レクイエム - 永遠に子供だった男のためのレクイエム」と題されていた。各曲に短いコメントが付けられていた。作られたのは2000年9月17日。それはもう半年も前に作られていたのだ。そのころから死ぬことを考えていたのか。

 曲はマーラーの「復活」で始まり、モーツァルトの「レクイエム」で終わっている。添えられた短いコメントに現れる揺れている気持ち。「復活」、「飛翔」、「なつかしい」、「情けない奴め!」、「迷いよ去れ!」、「みれんよ!」。吐き出すような言葉がならんでいる。希望と冷笑と回顧と絶望。このCDを作ってから半年、いったい友はこのCDを自分でも聞いたのだろうか。
 
 2001年1月31日、友は入院中の僕を見舞った、そしてそれが彼との最後になった。しばらくぶりで逢った彼は、いつものように仕立てのいいスーツを着ていたが、どこか疲れた風だった。少し話をした後、彼の携帯が鳴った。彼はあわてて携帯を持って病院の外に行った。しばらくして戻ってくると仕事ができた、と言ってそそくさと帰っていった。見送って病院のエレベーターが閉まるとき、扉の向こうに消えていった友の顔を思い出すことができない。

 2001年4月18日、奥さんから突然電話。あいつが三週間前に死んだと言う。最初はどう言う意味かよくわからなかった。なぜ死んだのか、と聞くと、電話の向こうで口篭っている。長い沈黙。葬式ももう済ませたと…。奥さんは僕の体調を気遣って、すぐには知らせてこなかった。

<His Music Will>
 ①Mahler:Symphony No.2 finale - mit Aufschwang
        Leonard Bernstein / New York Phil. grammophon F60g 20217/8
 ②Faure:Requiem - Introit and Kyrie,Agnus dei,Libera Me,in Paradisum
        Andre Cluitens / The Paris Conservatoire Orchestra emi cdc-7 47836 2
③Mascagni:Cavallereria Rusticana - Intermezzo Sinfonico
        Herbert von Karajan/Berlin Phil. grammophon F28G 2209
④J.S.Bach:Vorspiel zur Ratswahlkantate - Wir denken dir Gott BWV29
        Wilhelm Kempf /grammophon POCG-3006
⑤Mahler:Des Knaben Wunderhorn - Urlicht
        M.Forester(alto),Prohaska / Wiener Symphoniker KING KICC 2051
⑥Mozart:Requiem - Requie,Kyrie - Sequenz,Dies Irae,Rex
        Leonard Bernstein / Bayerischen Rundfunks grammophon F00G 20444


あらら、もうすぐ7000曲! iPodがいっぱい [Music]

 二年前に買った30GbのiPodに自宅の音楽CDを始め落語や語学のCDまで詰め込んだら、とにかく便利になって、音楽などの聴き方ががらりと変わってしまった。

  今までは、PCで作った自分のCDリストを見ながら聴く音楽を選んでCDを取り出していたから、滅多に聞かないCDが結構あった。しかしiPodに全部入れてしまってからは、とにかくいろいろなキーで曲を抽出して新しいプレイリストやスマートリストを作れるから、格段に広範囲の音楽を聴くようになった。


が7000曲…そろそろ容量が一杯になってしまいそうだ。
曲を整理するか、60Gbの新しいやつにするか? 今使っているiPodは何回も床に落として、そこら辺中ボコボコになっているけど、妙に愛着がわいているんだ。

iPodに何が入っているのかカテゴリー別にのぞいてみたら、こんな感じになっていた(数字は曲数もしくはトラック数)…

・Classical 1487
・Jazz Instlmnt 829
・Jazz Vocal 810
・Japanese Pop 598
・Opera  207
・Oldies  196
・Folk  129
・Rock  174
・New Age 107
・World  107
・Soundtrack 96
・Latin  73
・Country 43
・Electronic 38
・Easy listening 36
・Japanese Language 570
・English Language  341
・German Language 453
・落語   531

 こうやってみると音楽以外も結構入っているな。

特に語学はPhrase of the Weekというプレイリストの箱を作って、そこに今週覚えたいトラックの分だけ放り込んでおいてリピートをかけておくと、電車の中で聞くだけでもかなり覚えてしまう。

ただし、落語は電車の中で聞かない方が賢明だな、ひとりでニヤニヤしていると絶対変な奴だと思われて、気がつくと自分の両側の席が空いていたりするから。