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猫を巡るアフォリズム Aphorisms on Cats ~その30~ [猫と暮らせば]

猫を巡るアフォリズム Aphorisms on Cats ~その30~

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 ■「…っていうか、猫ってアスペルガー症候群じゃないかと思うんだ。 猫はぼくみたいに、すごく頭がいいし。それにぼくのように、時々は何でもいいから一人にして放っておいてほしいんだよ」 (ジョディ・ピコ 「ハウス・ルールス」)

 “On the other hand, I think cats have Asperger's. Like me, they're very smart. And like me, sometimes they simply need to be left alone.” (Jodi Picoult, House Rules)



  最近発達障害という言葉を色々なところで聞くようになった。例えば落語家の柳屋花縁さんは発達障害でずっと何故か漢字だけが読めず大人になってからも番組台本なんかの漢字には奥さんにルビを振ってもらっているらしい。当然子供の頃の成績は良くなかったのだけれど、それが発達障害のせいだと分かったのはつい最近らしい。

 発達障害の認識が社会に浸透するまでは彼のように人知れず悩んだり、変人扱いされて辛い思いをした人も多いと思われるが、その研究もまだまだこれかららしい。アスペルガー症候群というのもそのような発達障害の一つとされている。アスペルガー症候群は知識障害はないのだけれど、人間関係を築くのが苦手だったり、特定の分野に強い、時には執拗とも言えるような関心と集中力を示すなど変人扱いをされることが多いらしい。

 一般的イメージとしては頭がよく、ナイーブだが人づきあいが悪く、一見気まぐれにも見えてしまう振る舞いなどの点が言われているが、芸術やコンピュータなどの特定の分野で高い才能を示す著名人も少なくないようだ。冒頭の言葉についてはジョディ・ピコの小説「House Rules」の中のアスペルガー症候群の登場人物であるジェイコブの言葉と思われる。

 それじゃほんとうは猫はどうかというと、ぼくはアスペルガーのことはよく知らないけど、ここでいうその集中力と気まぐれさには思い当たることはある。うちのモモについていえば、普段はロシアンブルーの特徴ともいえる独特の人懐っこさで、呼ぶとこいつは犬じゃないかと思うほど尾っぽは振らないけど、尾っぽを立ててとんでくる。そんなモモがいくら呼んでも全く知らんぷりすることがある。

 一つは何かに夢中になっている時。例えば出窓で寝ている時そばの木に鳥がとまったりしていると、いくら呼んでも全く聞こえない風で振り向きもしない。壁の中でなんか物音がしたようなときなど納得いくまでいつまでもそこを離れない。その集中力と執着力はすごい。しかし、その関心や集中力のスイッチがプチッと切れることがある。そうするとまるでそんなことは無かったとでもいうように我に返って平然としている。

 もう一つは、一人でいたいオーラが全身から出ている時がある。ぼくがカミさんとテレビを観ている時など離れたところで一人でまったりしている。そんなとき声をかけても全くしらんぷり。一人でいたいときはぼくらが一階に居ても一人で二階に居ることもある。ぼくが呼びに行っても、ちょっと迷惑そうな顔をしてそっぽを向いてしまう。そんな時は、あ、一人になりたいんだなとそれ以上声を掛けない。面倒かもしれないけど、一緒に暮らしていてぼくはこの距離感が好きだ。それを楽しんでいる。



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nice!(55)  コメント(6) 

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コメント 6

engrid

私も、楽しんでいます
気ままを受け入れて、干渉しない、でも此方に反応はしていますね
by engrid (2018-01-12 10:40) 

ナツパパ

ご無沙汰しました。
母が退院して、ようやくホッとしました。
本年もよろしくお願いいたします。
by ナツパパ (2018-01-14 10:02) 

TaekoLovesParis

トルコ映画ですが、「ネコが教えてくれたこと」、イスタンブールの町に暮らす個性的な野良猫の実写映画で面白かったです。イスタンブールでは、ネコは神様からの贈り物と伝えられ、野良ネコもだいじにされているんだそうです。
by TaekoLovesParis (2018-01-14 21:40) 

fumiko

gillmanさんが撮るモノクロ画像、雰囲気があり、イイねです!
今年も引き続き、よろしくお願い致します。
3月にポルトガルのマディラワインに特化した単発講座@ NHK文化センターをします。嗅覚障害の一助、刺激になりそうなら是非。
by fumiko (2018-01-18 09:53) 

親知らず

人間だって1人になりたい時があるんですから、猫もねぇ。
なつきたい時も放って欲しい時も自由が良いです。
by 親知らず (2018-01-24 14:32) 

coco030705

こんばんは。
いつもこのgillmanさんの「猫を巡るアフォリズム」を読むと、
gillman さんの猫に対する愛情と猫への気の使い方がすごくいいし、面白いなと感じます。
私はあまり猫に気をつかわないので、猫が勝手にやっているのをみると、とても気が楽になります。自分自身が猫に近い人間なのだと思ってしまう次第です。

by coco030705 (2018-01-29 21:59) 

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